近年ペーパーレス化が進み電帳法が改正されるなどにより、紙書類も以前に比べて減っているという企業が多くなっています。
そんな中でも、まだまだ紙の需要は高く、オフィス内でもある程度の収納が必要なのが現状です。
オフィスで使用されるキャビネットには、さまざまな種類があります。
使用する用途によって適しているキャビネットの種類は変わってきます。キャビネットにはどんな種類があり、どのような特徴があるのか、どのような用途に適しているのかをご説明します。
種類・サイズ・カラー・機能
キャビネットにはどんな種類があるのでしょうか。
種類・特徴
オフィスで使用されるキャビネットは、主に両開き(観音開き)、引戸、ラテラル(引き出し)などがあります。
両開き(観音開き)
両開き(観音開き)は、扉が両側に開くので中身が確認しやすいのが特徴です。キャビネット内が一目で把握できるのが良い点です。扉の開閉にスペースが必要です。
厚みのあるファイルを縦に立てて収納する場合などが適しています。
引き戸(引違い)
引戸は扉を開ける時にスペースが不要で、スペース効率が良いのが特徴です。扉は片方ずつしか開かないため、キャビネット内全体を把握するのには向きません。
薄型のファイルなどの収納、スペースがあまり取れない場合に適しています。
ラテラル(引き出し)
ラテラル(引き出し)は、水平に引き出せるので奥まで見やすく、取り出せるのが特徴です。引き出す分のスペースの確保が必要になります。
インデックスが付いたファイルや書類などを横に立てて収納する場合などに適しています。
(仕切板など収納力アップのオプションなどもあります)
オープン
オープンは扉がないタイプです。中身がすべて見てるため、何が収納されているかが分かりやすいのが特徴です。
中身がすべて見えるので、収納する中身によってはゴチャゴチャした印象になってしまう場合があります。
ガラス引き戸
ガラス引き戸は、引き戸(引違い)の特徴に加えて、収納の中身が見えることが特徴です。
クリアトレー
クリアトレーはクリアケースのトレーが内蔵されているのが特徴。カタログやチラシ、書類などを種類別に収納でき、残量なども把握しやすくなっています。
サイズ・カラー・機能
サイズ
オフィスで使用されるキャビネットのサイズは主に、以下です。(メーカーによって異なります)
幅:900mm・800mm、
奥行:400mm・450mm、500mm
高さ800mm・1000mm・1800mm・2100mm
カラー
キャビネットのカラーは、ホワイト・グレー・ブラックが一般的です。メーカーや種類によって、オプションで木目調やカラー鋼板などもある場合があります。
機能
ラッチ機構:地震などの振動による扉や引き出しの飛び出すの危険性を低減します。
ロック機能:扉付のキャビネットには鍵が付いていて、その種類も増えてきています。
適切なキャビネットを使用するメリット
キャビネットにはさまざまな種類がありますが、収納の仕方や使い方、保管方法によって最適なキャビネットの種類は変わってきます。最適なキャビネットを使用するメリットは以下です。
収納力の向上
収納する中身によって、相性の良いキャビネットの種類は変わってきます。また適切なサイズを選ぶことで、スペースを有効に活用することができます。最適なキャビネットを使用することで収納効率がアップし、収納力の向上につながります。収納する中身や保管方法、使用頻度などに合ったキャビネットを使用することをオススメします。
セキュリティ対策の強化
近年はキャビネットに搭載されているロックにも、さまざまなセキュリティ対策がされています。通常の鍵を使うシリンダー錠をはじめ、番号でロック解除するダイヤルロック錠、ICカードで解錠するスマートロック錠など、さまざまな種類が登場しています。大切な書類の保管には、きちんとセキュリティ対策がされたキャビネットを使用する必要があります。
業務効率アップ
使用方法に合ったキャビネットを使用することで、中身が見やすくなる・ファイルが取り出しやすい・目的の書類を探しやすい、など使いやすさがアップします。最適なキャビネットを使用することで、スムーズな業務の遂行につながります。
まとめ
キャビネットの種類と特徴、サイズ、機能などをご紹介しました。収納する中身にあったキャビネットを使用することで、収納力向上によりスペース効率も良くなります。またスムーズな業務の遂行につながり業務効率アップが期待できます。
今使用しているキャビネットは適切なのか、ぜひ見直してみてください。
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