複合機の種類
デジタルカラー/モノクロ複合機
一般的にオフィスに設置されている主流の複合機です。ネットワーク対応やセキュリティ対策、クラウド機能など、高機能な機種が多くあります。
デジタル広幅複合機
A3版よりも大きい、大判の図面やポスターなどの印刷に使われます。スキャンやファックスなど、複合機の機能を備えています。
プロダクション機(POD)
印刷業界などで広く使われています。高品質で長尺や厚紙への印刷など、多彩な機能を備えています。
複合機の基本機能
コピー
原稿から複製をとるコピー機能。原稿とは違うサイズにコピーしたり、複数の原稿をまとめて1枚にコピーする集約機能などもあります。
プリント
パソコンなどで作成したデータを紙に出力するプリント機能。
スキャン
原稿を読み取り、画像としてデータ化するスキャン機能。ペーパーレス化が進み、より使用される機能となりました。
ファックス
電話回線を利用した画像やデータの送受信ができるファックス機能。
各部の名称
複合機を操作する際に使用する主な名称をご紹介します。
1.操作パネル:各種設定を行います
2.両面同時原稿送り装置(ADF):原稿を読み込みます
3.原稿給紙トレイ:原稿を上向きにセットします
4.原稿排紙トレイ:読み込みが終わった原稿が排紙されます
5.手差しトレイ:はがき・封筒・厚紙などを印刷する時に使用します
6.トレイ:用紙をセットします
7.前ドア:トナーカートリッジや廃トナーボックスの交換時に開きます
8.原稿ガラス:原稿をセットするためのガラス
9.排紙トレイ:印刷された用紙が排紙されます
10.スリットガラス:ADF使用時にこの部分で原稿を読み取ります
複合機の寿命は?
複合機の法定耐用年数は5年となっています。
使用頻度やメンテナンスの実施状況などによっても変わってきますが、一般的に5年前後が入れ替えの目安となっています。
複合機は精密機器なので、使用すればするほど劣化します。5年以上になると、使用部品の消耗や劣化が進むため、故障する頻度が増えることもあります。
複合機の便利機能
複合機にはさまざまな機能が備わっています。特に便利な機能をご紹介します。
集約印刷
集約印刷は、複数のページを1枚の用紙の同じ面に縮小して印刷し、用紙の使用量を削減することができます。
セキュリティ印刷
セキュリティー印刷は、印刷データにパスワードをつけて本機のボックスに保存する機能。すぐに印刷されないため、印刷物の紛失や置き忘れを防ぐことができます。ボックスから印刷するには、文書IDとパスワードを入力する必要があるため、機密性の高い文書を印刷する場合に適しています。
混載原稿読み込み
混載原稿読み込みとは、違うサイズの原稿をまとめて読み込みたい時に使える、便利な機能です。原稿を読み取る際に、自動的に原稿の大きさを判別して、原稿サイズに合わせた用紙で読み込むことができます。
まとめ
複合機にはさまざまな機能が備わっています。またオプションでクラウド連携などの業務効率アップにつながる機能などを追加することができます。
自社での使い方や業務に合った複合機を選ぶことが大切です。