オフィスの床は、グレーやブルーなどあまり目立たない色を使用することが多いです。しかしオフィスの床は、その空間のイメージを決める重要な役割を果たしています。
床材の種類や色によって、オフィスの印象はガラッと変わります。また色が及ぼす心理的影響もありますので、さまざまな要素を考慮しましょう。
床が変わるだけで、こんなに印象が違う！
床材の種類
オフィスの床に使用される仕上げ材にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴を知り、イメージや使用方法に合った床材を選びましょう。
タイルカーペット
最も一般的にオフィスで使用されるのが、タイルカーペットです。
サイズは40～50cm角のものが一般的で、床用ボンドを使って簡単に施工でき、1枚単位での貼り替えが可能です。そのため一部が汚れてしまっても、その部分だけ貼り替えができます。配線やレイアウト変更の際などにも、作業が容易になります。
またタイルカーペットには抗菌・抗ウイルスや静電気防止、防汚など機能的なものも多くあります。
フロアタイル
ポリ塩化ビニル製のビニル床で、耐久性が高くクッション性もあるため、さまざまなスペースで使用されます。帯電防止や防水タイプなど機能性に優れたものも多くあります。
タイル状のフロアタイルと、長尺シート状のフロアシートがあり、木目調や石目調などデザイン性に優れリアルな柄や質感を演出できます。
また施工性が良く、水分や湿気が染み込みにくいので、拭き掃除ができるなど手入れがしやいメンテナンス性の高さから、オフィスにおいても多く採用されるようになりました。
天然素材
天然木や大理石など、自然の素材を活かした床材です。
フローリングや大理石は、木の暖かみがあったり高級感があるなど、エントランスやリフレッシュスペースなどで使用されることがあります。
レイアウト変更などがないスペースでの使用が一般的です。
天然素材だからこその風合いがあり高級感を演出できますが、一方で高価で手入れが必要になります。
床材のカラーとイメージ
床材のカラーや柄によってイメージは大きく変わります。オフィスには多くの人が出入りします。スペースに合ったカラー・柄選びが必要です。
またカラーはイメージ戦略としても使えます。エントランスに自社のコーポレートカラーを取り入れるなどは、多くの企業が行っているイメージ戦略です。
さまざまなカラーや柄を効果的に使用して、快適なオフィス空間をつくりましょう。
グレー
カラーイメージ： 洗練された ／ 落ち着いた ／ 控えめ
使用スペース： 執務スペース ／ 会議スペース ／ 個人ワークスペース
ブルー
カラーイメージ： 爽やか ／ 清潔 ／ 落ち着き ／ 集中
使用スペース： 執務スペース ／ 応接スペース ／ 個人ワークスペース
グリーン
カラーイメージ： 新鮮 ／ フレッシュ ／ 安全 ／ 森林
使用スペース： リフレッシュスペース ／ 雑談スペース ／ カフェスペース
レッド
カラーイメージ： 活動的 ／ 情熱 ／ 刺激 ／ ひらめき
使用スペース： ミーティングスペース ／ 雑談スペース
ブラウン
カラーイメージ： ぬくもり ／ 素朴 ／ 安定 ／ 落ち着き
使用スペース： 応接スペース ／ 役員スペース ／ カフェスペース
ブラック
カラーイメージ： 重厚感 ／ 高級感 ／ 力強さ
使用スペース： 応接スペース ／ 役員スペース ／ エントランス
床のテクスチャー
WOOD
STONE
OTHER
まとめ
このように床のカラーが変わるだけで、オフィスの印象は大きく変わります。
またカラーが人に与える印象や影響は多くあり、それを利用することで生産性アップにつなげたり、リラックスできる空間をつくるなど、さまざまな工夫が可能になります。
床材のカラー選びは快適なオフィス空間づくりには欠かせない重要なものです。
オフィスの床 ～床材の種類とカラーイメージ～
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